【ゲストハウス・ホステル業界】近い将来の人材確保に関する求人担当者のコメント

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「やどびと」のオープン当初から求人広告掲載のお申し込みをいただく際に、任意でゲストハウス・ホステルの今後の求人にまつわる情報や課題などをお寄せいただきました。

現在既にゲストハウス・ホステルを経営運営されている方からすると、既知のことばかりで参考にはならないかも知れませんが、これからゲストハウス・ホステルを始めようと検討されている方には先人たちの貴重なコメントとなるやもしれません。
また働き口としてご検討中の方は、どんな人材が必要とされているのかを知る材料になるでしょう。

お寄せいただきましたコメントを拝見すると一つは「外国人登用」についてと「海外資本の流入」などについて。そして「フリーアコモデーション」についての言及が目につきました。

やどびとからの質問は以下の通りで、さらに【外国人人材登用と海外資本流入などについて】【フリーアコモデーションについて】【その他】の項目に分けて回答を列記いたしましたのでご参考にしてください。

【質問】

新規参入が右肩上がりに増え続けているゲストハウス・ホステル業界において、今後近い将来の人材確保がどのように変化すると考えられるでしょうか?またそういった求人や人材確保にまつわる噂や情報などありましたら教えて下さい。


【外国人人材登用と海外資本流入などについて】

●今は、外国語が話せる人材が重宝されているが、今後は多店舗展開する場合にはマネジメント能力も必要になってくると思います。
そのため、外国人の支配人のゲストハウスや海外資本が流入し、ゲストハウスの乱立に拍車がかかると思います。

●外国人雇用が増えると思います

●すでに人材確保が難しく、とても困っています。
英語が得意で働き盛りのおじいちゃんやおばあちゃんを採用したり、主婦の方に働きやすいシフトを見越したオペレーション構築をしていきたいと考えています。また、留学生や海外の方も積極的に採用していきたく、人材紹介+ビザ手続きのコンサルなんかがあってもいいのかなと妄想しています。

●開業すぐのゲストハウス・ホステルにおいては、満足な賃金もままならず、現時点でのサービス業全般においても多国籍の従業員が必須となってくると予想しています。
外国人向け専用サイトへの掲出も積極的に考えていく必要があると思います。もう皆さんなされると思いますけども。

●今は日本人経営が主導ですが、これからは外国人観光客の増加から派生し、外国人経営のゲストハウスなども増えるかもしれません。TPPや法人税減税などによる外資の宿泊業の流入でさらなる競争が始まるかもしれません。

【フリーアコモデーションについて】

●ゲストが今後働けて泊まれるホステルになるのではないでしょうか?
人材不足の中今では選ばれる側になっています。
人材をマネジメントできる人材(企業)が今後は伸びることでしょう。

●ホステル(ゲストハウス)の増加に伴い、メディアの露出が増え、当然フリアコなど(無給)の雇用形態も問題視されるのではないのでしょうか?
私としてはフリアコも立派なバックパッカーの文化だと思うので残念な気もしますが、、、

●フリアコ等善意の低賃金労働者がいなくなり、正当な賃金で雇う必要が出てくると思う。

●全国のゲストハウスの求人情報を見ていると、比較的有給スタッフよりもフリアコの無給スタッフの募集のほうが多いように見受けられます。
那覇市のゲストハウスのスタッフ事情も、ほぼほぼはまずオーナーが一人腰を据えており、住み込みの無給スタッフが数人、というスタイルでまわしているようです。
ただ、フリアコのスタッフばかりを募集していると、その出入りの気軽さ故に、スタッフが育たない、または育ってもすぐに去ってしまうという難点があります。
より良いおもてなしのためのスタッフ育成と、人件費のバランスは、ゲストハウスにとっての課題のひとつだと思います。

●ゲストハウス起業希望者が増えているので、地域や施設によっては修行先として人材確保が容易になっていくのでは。また最近は海外、それもワーホリ者ではなく、旅行者が中期滞在としてフリアコのヘルパーを希望するケースも増えてきていると感じます。

【その他】

●語学力を活かしたいという応募が多いですが、気配りや気遣いが出来ていない人材が多いと感じてます。
ゲストとの距離感が近いゲストハウスやホステルでは、非常に重要な要素なので語学力と共に日本人らしさを大切にしてほしいと思います。

●同時に数箇所のゲストハウスへ履歴書をアプライしている候補者が多くみられます。バイト希望者もゲストハウス側をてんびんにかけているように思えます。ゲストハウスは大凡就労時間の長さに対して給与がずばぬけてよいわけではないので、条件というより労働側が働きたいと思えるような魅力的な空間を作り上げていきたいと思いますね。
国籍も問わずですが、やはり国内からのゲストも多いので日本語必須だと思います。

●海外顧客にも対応できるフレンドリーなスタッフ!

●安宿を求める旅行者たちと、近隣の人々とを取り持つことができるような人材。

●今有力な情報源がまとまっておらず、紹介などが基本になっているのがもったいない。お互いの非効率なミスマッチングになっていると思う。

●ゲストハウスの数が増えていくと、ゲストハウスからゲストハウスへの転職をしていく人が増えていくと考えています。また人材の若齢化とともに業務上の教育と共に人間的な教育が必要になると考えています。

●ゲストハウス業界がバブル期を迎えた今、「自分のゲストハウスをつくりたい」と思う人が増加していると思います。そのような人の中で将来を見据えた勉強の場として既存ゲストハウスで働くことを選択する人も増えてくるのではないかと考えています。

●ゲストハウスの雇用形態と労働基準法を照らして論じられる機会が、これからも増えるような気がしています。

●すたっふと宿のグッドマッチが大切になってくると思います。

ゲストハウス、ホステルに宿泊する外国人はコミュニケーションや繋がりを求めて滞在する方が多いと見ております。そうした中語学力を有してさらに様々な情報発信力のあるような方に対するニーズは高まる一方だと思います。大型ホテルにはない宿泊客との密着度を業界として理解してもらいアピールすることで人材確保に繋げられればと感じます。

以上ゲストハウス・ホステル経営の先人たちのコメントでした。

今後ゲストハウス・ホステルに限らず訪日外国人観光客向けビジネス(インバウンドビジネス)が加熱するに従って人材の確保はより一層困難を極めるのではないと感じています。
業界内での人材の確保も大切ではありますが、大変おこがましいことを言うと業界の知名度アップなどで他業種から人材を確保していくことも業界全体としては大切なような気がします。
また、その他の項目でも寄せられていましたが人材のミスマッチングを是正していくことも既に必要になっているようです。
そういった意味では
・業界全体運営の就活イベント
・地域限定で人材募集中の宿への就活ツアー(労働環境の下見や先輩の話を聞けるツアー)
などでPRしながら機運を盛り上げていくのも面白いかもしれません。

やどびと管理人としては多くのバックパッカーが勤め先にゲストハウス・ホステルを選択する仕組みができあがるのが夢ではありますが。